熱源機械室等の段差(500mmH～2000mmH)を上降ろしする機材。シリンダー部分のストロークが1500mmあり、伸縮能力は15tをせり上げる能力があります。
また、山留材を用いて組んでいく為、現場の寸法や機器の寸法に合わせて変換でき、あらゆる現場に対応が可能となっています。
この機材が実現した事により、今まで躯体にアンカーを打設しチェーンブロックで吊上げたり、また門型リフターで吊上げて搬入導線を抜きに作業員が下に入ったりという危険作業がなくなり、搬入時間の短縮、作業員の疲労軽減に繋がりました。また、アンカーやチェーンブロック等で傷をつけないという品質面でも大きく従来の工法を超えることが出来る機材となっています。

底面にエアバッグの様な袋がついており、袋に無数の小孔をもつ膜を取付けた構造によって、段差や隙間のある床面を通過する際に空気の流量を制御し、内圧の低下を防いで、床面上に浮上した状態を保持しています。
主に建設現場向きで、許容段差は10mmH、許容隙間は20mmとなっています。

動力モータを備えることにより、ペンダントで前進・後進の走行が可能となり、作業員の疲労が軽減できました。また、躯体にアンカーを打設して、チルホールやウィンチ等で引っ張る作業がなくなることで、躯体に損傷を与えることなく品質向上を実現することができました。
建物内で勾配がある場所でもローラにギヤーが組み込まれている為、4.3°の傾斜角度を自走で昇ることが可能です。

門型リフターは屋外でクレーンの設置が出来ない場所や屋内での作業現場にて使用されることが多く、吊り上げるだけではなく横移動も下部キャスターにて出来るようになっています。

最近の現場では、一時鋼材上に設備機器を設置することが多く、その上に搬入導線を設置するには多くの資材が必要となります。ベアリングローラは2本2列のH鋼をレールとして走行するので、少量の資材で済み、人員の削減、労力の軽減が可能となります。

同調ポンプは水平を保ったままジャッキアップが可能。また、ボタン操作の為、作業効率も良く、大幅な省力、時短と安全性が得られます。

カニクレーンは、小型で狭い場所でも動き回ることができるクレーンの一種です。正式には「ミニクローラークレーン」や「コンパクトクレーン」とも呼ばれますが、その動きが「カニ」に似ていることからこの名前がつけられています。特徴的な四肢のようなアウトリガー(支持脚)を広げて安定させるため、限られたスペースでも効果的に使用できます。

多数ある重量物を手動のハンドリフトで長い距離を運搬する際、作業者の労力が大きいのですが電動ハンドリフトの特型を作り使用する事で作業者の労力を軽減し、作業の効率化を図ることができます。